三国志に詳しい方お願いします。
三国志演義における魏の曹操、呉の孫権、蜀の劉備それぞれのキャラクターの特徴について教えてください。
それぞれのキャラクターを比較して、違っている点や共通している点はどんな点でしょうか?
代表的なエピソードなども交えて詳しく教えていただけると嬉しいです。
【曹操】
天才。先見性があり、将来へのしっかりしたビジョンを持つ。
戦いはうまい。優秀な武将を適材適所で使い分け、負けない戦いが出来ます。
領地の統治能力は抜群。屯田制など他の2人にはこんな発想がありません。
人材登用の才は秀逸。綺羅星のような優秀な人材が沸いて出ます。
文才超一流。風流を解す。これも他の2人にはありません。
演義の影響で、悪役のイメージが強いですが、
どう考えても、三国時代最大最強の姦物にして英雄です。
(ちょっと褒めすぎですね。)
歴史に「if」は禁句ですが、
身長があと10cm高かったら、
あと10年生きながらえていたら、
「魏」王朝は磐石で、「晋」の台頭は無かったかもしれません。
最も「過小評価」されている人物だと思います。
【劉備】
成り上がり。先見性なし。戦略眼なし。政策は他人(諸葛亮)まかせ。
戦乱の世を「運」で生き残った稀有な存在。
戦いが下手糞。負けてばかり、逃げてばかり、、
でも、不思議と致命傷を受けるまでいかないのが奇跡的です。
(福耳はだてじゃない。)
残念ながら、夷陵でその運が尽きました。
聖人君主的に描かれますが、保身のために女房子供を捨ててばかり、
何故か、非難の声を聞きません。
人当たりが良く、良く言うと「素直」で、悪く言うと「憎めないおバカさん」だから、
面倒を見てやりたくなります。
通称「ヤドカリ劉備」。人の軒先を借りてばかり、
あっちにフラフラ、こっちにフラフラ。
罪人の流刑地「蜀」しか残ってなかったのは不運ですね。
演義の影響で、正義の味方、悲劇のヒロインですが、
最も「過大評価」されている人物ではないでしょうか。
【孫権】
凡庸。優柔不断。
父兄の時代に築いた地盤を引き継いだ典型的な「2世(3世?)」
優秀な父(孫堅)と、兄小覇王(孫策)を意識しすぎて、一杯一杯。
望んでいなかった呉の君主の座が、不意に廻り、
自分の父親世代の曹操と劉備と張り合うのは、チョット酷。
蒼い目に紫の髯を持つ男前だが胴長短足。
ジーンズの腰履きではありません。
赤壁では、地の利と、周瑜らに任せきりにしたおかげで曹操を退けました。
目の上のたんこぶだった関羽は、呂蒙と陸遜が仕留めてくれたし、
張飛は自滅。
その後は、魏と蜀が勝手に潰し合いをしている間、
やさしいお兄さん達が「神輿」を担いでくれていたために、
何となく呉も安定していましたが、
お兄さん達が一線から退いたあとは、政治への興味を失って失政続き。
晩節を汚したものの、3人の中では一番長生き。
10年早く生まれていれば、魏を圧倒することは出来なかったでしょうが、
やる気があるうちに同年代の部下を指揮出来ていれば、
あるいは、蜀を飲み込んで、天下二分の計がなったかもしれませんね。
演技基準ですね。
曹操:「田舎に泊まろう」で、こいつと陳宮がセットで来た時には絶対断るべし。
孫権:歴史上「絶対一緒に酒を飲みたくない男BEST3」に入る君主。
罪の無い机を叩き切る暴君。
劉備:そんな良い奴いねぇよの山崎豊子の主人公のような人間。
酔うとポロリと本音を吐くこともあるけど。突っ込まれるとキレる意外と
小さい面もあり。
共通するエピソード:曹操は人の嫁を食うけど、劉備は人の嫁を文字通り「喰う」。
曹操:画期的な善性実施
孫権:豪族集団の呉をまとめることができた
劉備:破壊と裏切りを繰り返した無鉄砲な人。
(しいて言えば人を寄せ付ける魅力があった)
これでいくらでも調べてくれ
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97%E...
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