2012年3月11日日曜日

三国志で一番戦上手だと思うのは? 周瑜の赤壁、陸遜の夷陵、関羽の樊、法正の漢...

三国志で一番戦上手だと思うのは?



周瑜の赤壁、陸遜の夷陵、関羽の樊、法正の漢中、張遼の合肥、曹仁の江陵など、たくさんの戦で活躍した武将がいますが、
一番戦上手な武将は誰だと思いますか?







曹操です。

英雄が覇を競い合う群雄割拠の中国領土を三分の二まで支配した実力はさすがです。優秀な参謀・将軍の助力もあるかもしれませんが結局、重要な決断をしたり家臣をまとめ上げて実力を発揮させたのは曹操の手腕によるところが大きいでしょうね。

「非常な才能の持ち主で、時代を超えた英傑」の評価は伊達ではありません。








演義では圧倒的に孔明です。 20倍近い兵力の曹軍を27歳くらいのときに手玉に取ったんですから。



実際は曹操でしょう、天下の3分の2を制したのは彼の戦上手に他なりません。







一番が誰かは甲乙つけ難いところですね。

とりあえず、戦上手で知られる人物を何人か挙げましょう。



孫堅

銭塘での海賊退治に始まって、会稽の許昌の討伐、朱儁の佐軍司馬としての対黄巾戦での奮戦、司空・車騎将軍の張温の元での辺章と韓遂の征討、長沙の区星の討伐、反董卓連合での勇戦、そして荊州攻めで黄祖を打ち破り襄陽を包囲。

裴松之の注に引く書物では時々敗戦記事がありますが、『三國志』本文では少なくとも無敗です。朱儁との黄巾戦では「向かうところ敵なし」とまで書かれています。



高順

正史『三國志』の記述は多くありませんが、劉備・関羽や夏侯惇相手に戦勝した記録があり、「陥陣営(敵陣を陥落させる者)」と呼ばれた事が特筆されています。



麹義

騎兵と言えば呂布が有名ですが、袁紹配下の麹義は歩兵で公孫サン[王贊]の自慢の「白馬義従」を打ち破っており、また匈奴の於夫羅にも勝った記録があります。対騎兵戦のエキスパートと言えるでしょう。



陸遜

関羽を討った謀略戦はもちろん、夷陵の戦いで百戦錬磨の劉備を完膚なきまでに打ち破り、直後に侵攻した魏軍の動きも完璧に読み切っています。また若い頃は山越の征討で多大な戦果を挙げ、兵力の増強や労働力・農業生産力の向上を成功させています。



羅憲

蜀漢の最末期の人物です。永安を守備し、蜀漢の滅亡に乗じて攻め寄せた歩協(歩隲の長男)と陸抗の計3万を超す軍勢を、わずか2000で半年も食い止めました。陸抗はこれが唯一の敗戦になります。



三國時代は戦乱の時代ですから、戦上手は数多く出てきます。「生涯無敗」というだけでも何人もいますね。

「一番の戦上手か」ではなく「どんな戦上手か」を探っていくのも、三国志のひとつの楽しみ方だと言えると思います。







戦果やその途中経過などで意見が様々でしょうけど、こと戦上手となれば孫策だと思います。少数精鋭・短期決戦の天才ですから。その勝ち戦の大半が情報収集と情報操作、それによる奇襲。ほぼ独力で江東を平定したという実績もある。それに負け戦がほとんどない。陳登ぐらい?これも孫権なのか孫策なのかよく分からん記述だし…ま、ボロが出る前に死んでしまったんで長生きしてたら評価を覆すような負け戦もあったんでしょうけど。

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