2012年3月20日火曜日

三国志の赤壁は本当に赤いのですか?中国のどこにありますか?観光できますか?

三国志の赤壁は本当に赤いのですか?中国のどこにありますか?観光できますか?







赤壁は、湖北省には二カ所があります。



一つはが湖北省の蒲圻(現在は赤壁市と改名)の西にあり、

後漢末期の208年、曹操と、孫権・劉備の連合軍が実際に闘った場所です。



もう一つは宋代の詩人蘇軾(そしょく)(東坡)が作った韻文「赤壁の賦」で有名な黄州(湖北省黄岡県)赤壁です。

1082年、蘇軾が流罪地黄州の長江に舟を浮かべて赤壁に遊び、

「前赤壁の賦」と「後赤壁の賦」を詠いました。



人々は黄州赤壁を「文赤壁(詩文の赤壁)」と呼び、

「武赤壁(戦いのあった赤壁)」蒲圻赤壁とを区別しました。



武赤壁の真上に公園があり、

呉の周瑜の石像はそびえ立っています。

公園の後ろには、

城壁と三国時代の兜の形を取った「赤壁大戦陳列館」はあります。

その後ろには諸葛亮を記念する「武侯宮」があります。

諸葛亮がここで東風を拝借した壇上といわれる「拝風台」もあります。



岩壁に「赤壁」と赤文字が彫られていますが、

火攻めの火が岩壁に赤く映っただけで、

岩壁が赤いわけではありません。



ちなみに、曹操軍が船を止めたのは、対岸の烏林です。

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