『三国志』で一番の名軍師は一体誰なのでしょうか？

『三国志』で一番の名軍師は一体誰なのでしょうか？

諸葛孔明が正史『三国志』の記述より名軍師でないする論調が

強いのですが、そうでなければ、誰が彼の名軍師ぶりに優るのでしょうか？

「赤壁の戦い」の実質指導者である周瑜か、魏や蜀にもに善戦した陸遜なでしょうか？

それとも魏の郭嘉や荀彧なのでしょうか？

単純な戦歴で比較はしづらいと思いますが、一番の名軍師は一体誰なのでしょうか？

諸葛亮は実際に偉大なんですよ。

何故なら、負けた陣営の人間でありながら、

1800年を経た現在も、これだけの人間に語られる存在だからです。

最大限の評価を与えられていると思います。



しかしながら、戦略家の評価は「戦略案件の完成」で最大化しますので、

そういう意味で、諸葛亮は「マスト要件」を持っていないのでしょう。

仮に、「蜀漢」の建国をもって彼らの事業を「完成」とし、

その維持、防衛に専念していれば、「軍師」としては、もっと活躍したかも知れません。



ただ、彼の仕事は「軍師」としてよりも、むしろ「蜀漢の指導者」なんですよね。

軍事も含めた政治全般が彼の仕事だった点で、

評価基準が「軍師」に合っていないと言えると思います。





本題ですが、「軍師」を「軍事行動の参謀」という定義にすれば、

個人的には、法正であるとか、他の方も挙げておられる賈詡、

対袁昭戦で活躍した程昱を推したいところです。

策士という点では、魏の賈ク（言＋羽）です。有名なところでは、張繍に仕えて、曹操を奇襲。曹操を長男の曹昂や甥の曹安民、それに典韋などを討った一件でしょうが、幾度となく君主を替えつつも、その全てでその君主に重用されていますから、やはり、ただの策士ではないでしょう。

ただ、ちょっと軍師というイメージではないのかな。初期の魏で、軍師として、政治、軍事ともに支えたのは荀攸でしょうから、賈クと比べて、彼の功績が劣るとは思えません。



あえて、「一番の名軍師」として推すのは、蜀漢の法正。諸葛亮をして「法正がおれば、劉備の東征を止められただろう。もし東征を行ったとしても、今回の大敗は必ずや避けられたであろう」と言わしめた人物ですね。

219年の定軍山の戦いでの活躍を持ち出すまでもなく、彼が軍師であったときの劉備（蜀漢）は、戦いに勝っていたのです。

ところが、彼がいなくなって、とたんに蜀漢は勝てなくなってしまった。

それだけでも、彼の軍師の才能というのがわかるとういものです。

軍師というのに限定すると難しいですよね～。

諸葛亮や司馬懿、陸遜なんかは結構戦争に参加しているので名前が出てきやすいと思いますが、荀彧とかは政治家としてはかなりのものなのでは？

周瑜はいかんせん早くに亡くなりましたからなかなか評価はされにくそうですし、

まぁ軍師としては、諸葛亮、司馬懿、陸遜で、諸葛亮は他にも政治、外交ともにすぐれていたのではないのでしょうか？（司馬懿も政治に関しては中々乗っ取っちゃうし）けど、個人的には蜀は諸葛亮が死んでから結構わかりやすく衰退した感じがありますので私は諸葛亮で。

｢魯粛｣を推したいですね。軍師の定義によって変わると思いますが、

三国志随一の大戦略家だと思いますよ。



赤壁前夜、呉を曹操との対決に持っていったのも彼の功績ですし、軍事的な

天才周瑜亡き後の天下二分論のメリットとデメリットを解決するために

当時弱小の劉備の可能性に注目し援助させたのも、蜀との同盟の

重要性を説き三国志にパワーバランスを作り上げたのも彼の功績です。

強大な魏に対し、呉が独立を守り後に｢江せつ取れば｣と言われる江南

の開発に力を注げば、将来は･･･。の遠大で明確な大戦略は特筆に価

すると思いますよ。



死後の彼に対する孫権の評価が、彼の戦略への無理解を表していますし、

その戦略を堅持できなかったことが蜀呉の滅亡の遠因になっている気がします。

カクの名を挙げる人が多くて驚きました。

ボクもカクに一票です。



すでにあるように失策が無いというのもそうですが、それ以上に、チョウシュウ配下時代に曹操を二度も撃退し多くの配下を殺したのにも関わらず、絶妙のタイミングで降伏することによって主君ともども曹操の下で活躍し続けることが出来た、その｢降伏｣すらも戦略の一つとして組み込める知略が他の軍師と一線を画していると思います。

捻くれ者ですので、あえて諸葛亮を…



素晴らしいと思いませんか？

荊州の小さな城の領主を三国の一つまでに押し上げたんですよ。



彼が説いた天下三分の計も、理に適っていて、戦略として抜きん出たものだと思います。



政略面は、法を厳正して、南蛮も上手く手懐けて、諸葛亮の死後も、蜀は三十年も存続出来ました。



軍事面ですが、確かに名将と讃えられる程のことはしていませんが、張郃を討つ（司馬懿の謀略説もありますが）等、それなりの実績も残していますし、何より、八陣図を作っています。（石兵八陣図ではありません）

まぁ、初めて作った人、という訳ではありませんが、これは中々の出来らしく、信玄もこれにひと手間加えて使っていました。



小国を大国にまで変えた諸葛亮こそ、古の管仲、張良に勝るとも劣らない名軍師だと思いますが。

私も賈詡を第一人者にしたいですね。

賈詡と曹丕との関係は、まさしく名軍師、宰相といっても良いと思います。

軍の司令官としてならば、陸抗とか張遼をあげたい。

賈詡だと思いますね。

陳寿は賈詡と荀攸について「打つ手に失策が無く、事態の変化に通暁していたと言ってよく、前漢の張良や陳平に次ぐ」と高く評価している。確かに史実に残っている賈詡の発言や献策の中には、失策や見込み違いの助言と呼べるようなものは見つからない。（ＷＩＫＩＰＥＤＩＡより）

周瑜や陸遜は軍師というより司令官だし、荀彧は晩年曹操との関係が悪化したのがマイナス。

郭嘉は早死にがマイナス。長生きしてれば賈詡以上だっただろう。

個人的には荀彧。

曹操を正史というか、正当な祖とするならば彼なしには曹操の覇業はありえないから。

郭嘉など後の名軍師達の多くを推挙してるし、「二虎共食」などの計略の数々があってこそ曹操は持ちこたえ、覇業を成せた。



でもゲームでも演義でも扱いというか、低いんだよね。

荀彧って。